青森から、ゼミの卒業生の方が上京してくるという、楽しみにしていた日がやってきました。
ずっと、あちらで先生をしていたこともあり、卒業以来、2年おきくらいにしかお目にかかれなかったことが続いたのが、昨年、青森に行ったときから4か月ほどで会えることになったのも嬉しいことですし、そのときにもいろいろと気を使っていただいたので、今度はこちらの番だとばかりに俄然張り切ってしまいました。 あまり東京近辺に馴染みのないその方に、どこに行きたい? どっちにする?と、聞きまくって、経路を決めようとするのですが、いつもの私の行動パターンが出てしまい、長距離を速足で歩きまわったり、こまごまと地下鉄を乗り換えたりで、あまり東京に馴染みがないその方にとっては、ご自分が、今、どこをどう移動しているのかわからないまま、引っ張りまわされているのだろうなあ、と、苦笑しました。
歩きながら、お互いの近況を知らせ合いました。ブログで何度も書きましたが(笑)、今回、いらっしゃった方を含むお二人が、ニシザワゼミの最初の学生でした。大学以来、理工系の男所帯に居たので、教育学部に赴任することになって初めてのゼミ生が女の子2人になった当初、不安なまま、おっかなびっくりでゼミを始めたのですが、お二人とも本当によい学生さんで、根が単純なニシザワセンセイは、君たちは何ていい子なんだ!!、と感動し、じきに、猛烈におせっかいを焼くようになりました(笑) 学生さん達相手に、細々と策を弄するのではなく、素のままで接すればいいんだ、とわかったのは、私がダイガクのセンセイの稼業を続けていく中で、とても貴重なことだったと思います。今では、すっかり大人になっていますが、当時、私が感激した、心根の素直さや優しさはそのままで成長している様子がとても嬉しく、かつて一緒に勉強したのが懐かしい、というよりは、今の彼女たちに会うのが楽しいという気持ちになります。
午後からは、こちらも去年の11月にお目にかかった千葉在住の卒業生の方とソラマチで合流し、スカイツリーにも上りました。私が初めて弘前に赴任した年、上京してきた卒業生の方が3年生、この方が1年生でした。今回、このお二人が会ったのは久しぶりらしいのですが、一度集まるとすぐに当時の雰囲気が再現され、それが楽しくないわけはないので、誰かが退屈しているのではないか、とか、余計な心配をしなくてすみます。 彼女たちが嬉しそうに話しているのを、ニコニコ(ニヤニヤ?)しながら聞いていました。
夕方、再び東京駅近辺に戻り、帰宅する千葉在住の卒業生の方が帰宅した後、新丸ビルで夕食をとり、1日が終わりました。
とても楽しい1日を過ごすことができました。また、お目にかかれるのを楽しみにしています。そのときは、今回訪れられなかった場所に行きましょう(笑)