10:00 過ぎに浅虫温泉を出る電車に乗り、青森駅に 10: 20 頃に着きました。前日、ネットがつながらなかったので、どのように行ったらよいかよくわからず、観光案内所で聞いてみると、通常の路線バスと観光地を巡回するシャトルバスがあり、路線バスが 40 分ほど後、シャトルバスが 50 分ほど後に発車しますが、シャトルバスは記念館のすぐそばに停車するのでそちらのほうが早いと思いますよ、とのことだったので、最初から長時間の待期となり、駅のコーヒーショップで時間をつぶすはめになりました。やってきたシャトルバスに乗ってみると、乗客は私ともう1人だけで、 もう一人の方は駅の次の停留所で降りてしまったので、貸し切り状態になってしまいました(笑) 初めて訪れた土地でこういう感じだったら、おそらく不安になったと思いますが、まあ、青森だし、こんなもんだよなあ、と、泰然としていられます(笑)
代表作のひとつ「釈迦十大弟子」のような作品はいつも展示されているようですが、あとは、季節ごとの主題があるようで、秋は茶事がテーマになっていました。
棟方志功自身の茶道に関連する作品のほか、棟方志功を評価した「民芸」一派の、柳宗悦の書、濱田庄司、河合寛次郎の陶芸なども展示されていました。さすがに、棟方志功の板画(誤字ではなく、彼は「はんが」にこの字を充てたそうです)は豊富で、テーマが絞られていても、独特の、大胆でプリミティブで、力強い、強烈なフォルムと色彩を楽しむことができる優れた作品が多かったように思います。たまらず(?)、所蔵品目録を購入してしまい、帰りの荷物を増やしてしまいました(笑)
季節ごとに展示替えをしてもこれだけのものが見られるのだから、施設が大きければ同時にたくさんの作品を鑑賞できるのに、隣の建物も使えればよいのになあ、と、思って、改めて見ると、弘前大学の建物でした(笑) こんなところに大学の施設があったのを、ずっと知りませんでした(笑)
ひととおり眺め終わって、シャトルバスの時間を確認すると、まだ、20 分ほどあったので、記念館の
記念館に来ている人はそこそこいたはずなのですが、帰りのシャトルバスに乗ったのも私一人でした。みなさん車を使っていて、公共交通機関はあまり利用されていないのかもしれません。再び、貸し切り状態で、青森市街へ向かいました。