朝の1コマ目は代数学の講義で、ラグランジュの定理を証明して、応用として初頭整数論のオイラーの定理を導いて、正規部分群を定義するあたりの話をしました。2コマ目の特論も群についての解説をして、3コマ目の数論では、一次不定方程式の解の存在条件や解法についての話をしました。
3コマ講義が続いたので、研究室で一息入れていると、2年の学生さんが質問にきて、数学の話題は 20 分ほどで終わったのですが、その後、チャンピオンズリーグの総括と欧州サッカーの展望と、来るべきコパ・アメリカと、日本代表の今後についての熱心な討論が2時間ほど続きました(笑)
討論の終了後、慌てて、今日の講義分のホームページの更新と、演習のチェックを行うと、ほどなく、20:30 の下校を促す館内放送が流れて、1日が終わりました。
テンションを上げようと、今日は、1日中、研究室で、Serph をヘビー・ローテーションしていました。
こうして、46 歳の最後の1日が終わりました(笑) 思い返すと、45 歳の1年は移動と初めての勤務地でのどたばたで追われましたし、その前の数年間は、先日、官報に出たのでようやく一端を明かせるようになった用事のため(笑)、青森からの出張が頻繁に入り、その合間に講義とゼミを行うのでくたくたで、さらにその前年は、8つの学内委員会の業務をしなければならなくなったうえ、そのうちの一つの教育学部の就職支援委員会で副委員長(教員採用試験担当)をしなければならなくて大変な思いをした挙句の果てに、大震災があって大学のスケジュールが無茶苦茶になった年でした。そうした数年間、国立大学法人、特に教員養成系学部は、いろいろなお達しでもみくちゃにされて、私くらいの下っ端でも精神的に疲弊させられてしまっていました。
そう考えると、この1年は、それなりに忙しかったにしろ、ここ数年の中では、最も穏やかに過ぎたような気もします。