2015年6月9日火曜日

素数なお年頃

ロックの日に生まれたのですが、好きなのはジャズです(笑) 今日はレス・ポールの誕生日でもあるのですが、レス・ポールタイプどころか、ストラトもテレキャスも所持せず、持っているギターは、ナイロン弦のクラシックギターと、安物のエレアコと、サイレント・ギターだけです(笑)

そのようなわけで(?) 47 歳になりました。素数です(笑) この次は 53 歳までありませんので、この1年を楽しみたいと思います(笑)

40 過ぎまでは、無意識に若ぶってしまうのを、その都度 、いやいや、もう結構なトシなんだから、と自分に言い聞かせる、という内心のせめぎ合いがあり(笑)、誕生日が近づくと騒いでしまったせいか、当時の学生さん達にも、こんな風や、こんな風にいじられていたのですが(そのときは、つい、照れくさくて、そっけなく応対してしまいましたが、今となっては楽しい思い出です(笑) 当時の学生さん達、有難うございました(笑))、この頃は、すっかりオジサンであることに居座って、というか、居直ってしまい、43 歳でも 47 歳でも大して違わないか、くらいの大雑把な気持ちで、自分の誕生日の扱いもぞんざいになっていました。たしかに、年をとるのをわざわざ確認するまでのこともないのですが(笑)、逆に、老い先短い(笑)時間を大切にするためにも、1年経ったことを肝に銘じていかなければならないのかもなあ、とも思うようになって、昨日はそんな文を書いてみたのでした(笑)

教育実習が終わったので、久しぶりに、卒業研究の日が再開し、1日ぶっ続けのゼミを行いました。ゼミの学生さん達や、実習で担当した学生さん達が入れ替わりでやってきては、それぞれの実習での出来事を話し合っていました。

昼休みに1年生の学生さんが研究室に来ることになっていて、てっきり質問かと思っていたら、やってきた3人の学生さんのうちのひとりから、今日、誕生日だそうなので、これ、どうぞ、と、お菓子をいただきました。有難うございました。

ゼミを終えて、帰宅し、これも誕生日のお約束の、6 月 9 日生まれのミック・グッドリックの "pas(s)ing" をかけながらぼんやりしていて思い出したのですが、助手をしていた当時、同僚だった方とお話していて、いやあ、最近、給料はみんな本とCDと展覧会につぎ込んじゃってさあ、というと、相手の方が、ニシザワさん、それって、10 代の人たちの理想の生活ですよ、と返答して、大笑いになったことがありました(笑) どうやら、さらに重症の度合いを増して 10 数年が経ってしまったようで、コミュ障気味のこじらせ中年(最近は便利な 言葉がはやって表現が楽です(笑))という路線を驀進中です。

若い時から今まで、クライのはダメだとか、ダサいのはダメだとか、コミュ力がないとだめだとか、そのときの流行りに乗って、かくあるべし、そうでない生き方を全否定、ということを言い立てるようなメディアが結構あったのですが、少しだけ運がよければ、そんなことを気にせずに生きても大丈夫なのかもなあ、と、思うようにもなってきました。
ほんの少しの常識と心のひろさと暖かいユーモア、これだけあれば、この地上でけっこう愉快に暮らしていける、
というのは、モームの小説の中の言葉だそうです。そんな感じで、これから1年、過ごしてゆければよいのですが。