2014年12月27日土曜日

回復したので皮肉

ようやく回復し、今日は自宅を掃除しました。 

オーバーヒートしている間は難しい本は読めないのですが、かといってつまらない本も読む気にならないので、山本周五郎、司馬遼太郎、池波正太郎といった方々の時代小説を読むことが多くなります。今回、朦朧としながら本棚に手を伸ばしたとき、最初に触れたのがこの本でした。本当に久しぶりだったのですが、ちょっと目を通すとついつい惹き込まれ、結局、文庫本で8冊分、ほとんど全部を読み返してしまいました(笑)

坂本竜馬のイメージが決定付けられ、もてはやされているのはこの作品によるものでしょう。後続した竜馬関係の作品のほとんど全てが影響を受けていて、さらに、これを超えたものは無いといっても過言ではないと思えてしまうほどです(笑)

それにしても、竜馬自身が、先人の物真似はくだらん、と、言っていたようなのに、我こそは平成の竜馬、と名乗りたがる人があんなにいるのは不思議です。