先週末は実家で過ごし、再び越谷の自宅に戻っていますが、気づかぬうちに疲労が蓄積していたのか、気づかぬうちに年老いているのか(笑)、 その間ずっと我ながら驚くほどすぐに眠くなり、まるで1日 18 時間睡眠するアルマジロのような(笑)生活を送っています。夏休みに入ったら、研究室や自宅の整理や出張の計画と手続きをしなければ、と、このブログにも書いていたのですが、何も手をつけないまま、半ばを迎えようとしています。
気がつけば大量のCDを買い込んでいたので、ずっと音楽を聴きながらぐだぐだ過ごしていました。何かを読んでいないと目が寂しい(笑)反面、関係ない本に集中すると聴くほうがおろそかになるので、音楽関係の書籍を読むことが多いのですが、おあつらえ向きに、数日前に書店でこの本を手にとってぱらぱら眺めたらあまりに面白くて購入してあったので、CDをかけながら読みふけっていました。ジャズに関することは勿論、背景にある政治、経済、風俗に関しても広く深く調べ上げてあるのに、衒学的でも堅苦しくもなく、明解な筋道でジャズの歴史が語られています。その昔、新潮文庫の「ジャズ - ベストレコード・コレクション」を頼りにアルバムを集めはじめたので、著者に関しては馴染みがあるつもりだったのですが、その頃には、さすがに大家となられて見ることができなかった、茶目っ気たっぷりなユーモア溢れる口調も新鮮で、魅力的でした。
さわりだけしか知らなかったアーリー・ジャズににわかに興味が湧き出して、ジェリー・ロール・モートンやビックス・バイダーベックを聴いてみたいなあ、という気になったのですが、さすがにその辺のアルバムは持っていないので、替わりに、このアルバムを聴いていました。そういえば、この作品を買う気になったのは、少し前にこの本で紹介されていたからなのですが、そこに書いてあるような、ライ・クーダーの意図を理解するうえで大切な、ジャズ創成期における中南米音楽の影響について、日本人が知っているのは、結局は、油井正一という稀有なジャズ評論家のおかげなのだろうなあ、と、改めて思いました。
あっさりと話が変わってしまいますが、久しぶりにテレビを見ていたら、「ミラクル9」の中の、ゆるキャラが3つ出てきてその都道府県をあてる、というクイズの問題の最初のゆるキャラで、鶴田町、という名前が出てきて、おや、と思ったら、3つ目に弘前の「たか丸くん」が登場して、答えは「青森県」でした。対抗するチームへの問題の1つめのゆるキャラについて、小松菜、という言葉が出てきて、おや、と、思ったら、3つ目は草加せんべいのキャラクターで、答えは「埼玉県」でした。随分な偶然だなあ、と、驚きました。