2015年8月1日土曜日

夏は来ぬ

タイトルは、夏は「こぬ」、と読んでください(笑)

昨日で期末試験が終わり、学生さん達は、おそらく、昨夜は打ち上げ、今日からは、サークル、バイト、花火、などなど、思い思いの夏休みに入ったのでしょうが、こちらは来週早々に締切の仕事がひとつ、それが終わったら直ちに済ませなければならない仕事がもうひとつあり、その後で、約 150 人分の試験の採点をして成績を記入するので、下手をすると、すべてが片付く前にお盆休みに入ってしまうかもしれません。その次の週は可積分系の研究集会で京都に行って、帰った翌日はオープンキャンパスで、最後の週はいろいろやっているうちに8月が終わるようです。どうやら、夏休みは来ないうちに終わりました(笑)

わずかに夏休みらしいのは、9月の初めに、東京JAZZに行くことくらいのようです(笑)

本当は、ブログなど書いている場合ではないのですが・・・(現実逃避中です(笑))

昨日の4コマ目、私にとっての学期最後の時間が、1年生の集合や写像に関する試験だったのですが、授業を行っていた教室に行ったら、見知らぬ人たちがお習字をしていました(笑)。慌てて研究室に駆け戻って予定表を見直したら、試験の教室が通常と違うところになっていました。

その教室を使うのは初めてだったのですが、手狭な中、50 人弱の学生さん達がぎゅうぎゅうに入っている上に部屋が古いので冷房の当たり具合が悪く、さらに悪いことに、折からの猛暑で電力の使用量が危なかったのか、室温が調節できない設定で蒸し風呂状態でした。普段の試験でも、熱中症対策で、飲み物と、うちわ、扇子等の扇ぐものの持ち込みは認めているのですが、今回ほど、そうしておいてよかったと思えるときはありませんでした。 倒れたりする学生さんはいなかったようなので、ほっとしました。

教壇も手狭で、黒板からの幅が 50cm ないのではないか、というくらいです。小学校で使うような椅子がおいてあったのですが、座ってみたら、問題を解いている最前列の学生さんの顔が目の前にあり(笑)、さすがにこれでは気が散るだろうなあ、と、すぐに立ち上がったので、その後、早目に終わった学生さんが退室しはじめて教室がまばらになるまで猛暑の中で立ちっぱなしで、頭がぼうっとしてしまいました。

次から、この教室で試験をするときは気をつけようと思います。

そんな中、ようやく、試験時間が終了したのですが、受験していた方々の反応が微妙でした。おっしゃー、これで夏休みだあ、と、喜びに満ちた雄叫びがあちこちで上がるものだとばかり思っていたのですが、口々に、何だか素直に開放感に浸れない、と言っています。中間試験が割と簡単だったこともあって少し捻くれた問題を入れたので、手ごたえがあやふやだったようです(笑)

へとへとになって研究室に帰ってきたら、4年のゼミの学生さんが、教員採用試験の1次合格の報告にやってきてくださいました。よかったね、と、一通り喜んだあと、ここ数日はらはらしっぱなしだったので今日は開放感に浸って明日からまた切り替えます、と言ったので、こちらもくたくたで、この後は仕事にならないのが目に見えていたこともあり(笑)、それなら、少し、研究室でゆっくりしていく? と引き留めて、お菓子を食べながらあれこれと話をしていました。まったりと過ごすのは得意なので(笑)、結局、そのまま、下校時間の 20 : 30 くらいまで談笑し、 帰る方向も一緒だったので、新越谷までの電車の中も含めてトータルで3時間以上お話して(笑)、それじゃあ、明日から頑張って、と別れました。

今日、仕事の合間に、飲み物を買いに構内のコンビニに行く途中で、その学生さんに会いました。これから2次試験の準備だとのことでした。

どうやら、8月に忙しいのは4年生の学生さんと一部教員だけのようです(笑)

昨日、弘前でお世話になった先生からメールをいただき、その中に、明日からねぷたです、とありました。今頃、あの街で繰り広げられている、あのお囃子、あの光景を思い出しました。これからは、なかなか、あの興奮に触れることはできないでしょうが、それだけに忘れられない風景のひとつです。

今年の私になかなか夏が来ないのは、越谷にねぷたがないからかもしれません(笑)