2015年5月21日木曜日

思わぬ展開

月曜日に代数学の1回目の試験を行いました。

年度初めに脅しをかけておいたせいか、この講義の登録は 48 名、すなわち、2年生ほぼ全員だったのですが(笑)、ここしばらくの講義の出席者は 27, 8 名で固定していたので、これで落ち着くのかなあ、と思っていました。それが、当日、教室に入ると学生さんで一杯で、試験中に確認すると 45 名もいました(笑) ほとんどすべての方々が諦めていないようです(笑)  

内容を理解していたらよいことなので出席にこだわるつもりもないし、例のごとく講義ノートや演習問題はホームページに載せていて一人で勉強できなくもないけれど、講義に出ていないときついだろうなあ、と、採点前に思っていました。ところが、さすがに、90 点以上とったのはほとんどが毎回出席している方々だったのですが、それ以外では、出席率がよくなくても予想外によい勝負をして次に十分望みを繋げる方も結構いる一方、毎回に近いくらい頻繁に講義に出ていても、私が板書した記号をぼんやりとした動画として脳内に録画していて、高画質で再生できないような方もいるようでした。

人数がはるかに多いのに平均点は昨年度並みなので、大筋では順調だといえそうですが、独学しても大丈夫なくらいにホームページに載せた教材が優秀なのだと言い張って安心するわけにもいかず(笑)、さらに、ここから、部分群、剰余群、準同型と、山場を迎えるので、これで味を占めて、授業に出ないで対処してどこまでもつのかもわからず、予断を許さない状態ではあります。