2015年3月16日月曜日

卒業式

今日はこちらに赴任してからの最初の卒業式でした。

まずは、ゼミの学生さん全てが卒業までこぎつけることができたことには安堵しました。通常だと1年半かけるところを1年で卒業研究を仕上げなければならなかった上、新任地の行事やカリキュラムや雰囲気が実感できていないところがあり、この辺で頑張って進めようと考えていた時期に知らない行事が入っていたり、なんだか用事が込み合っていそうだから、と、様子見していたら、実はそれが必要なかったり、という感じで、さらに、提出が遅れた方もいたのでなかなか足並みが揃わず、綱渡り状態でやきもきした挙句、土壇場になって猛ダッシュをかけることで、ようやく間に合わせることができたのでした。

自然、それ以外のことを行う余裕がなく、これまでの私のゼミでは考えられないくらい、学生さん達と食事に行ったり、話をしたりする時間を取れなかったのは、ちょっと残念でした。こちらがつまらなそうにしていたのを見かねてか(笑)、今日は、出席する学生さんから、午後からの式の前に昼食を一緒にとりましょう、と、提案してくださったので、待ち合わせて、北越谷駅の近くのインド・カレーのお店に行くことになりました。ちゃんとしたお店で、激辛が苦手な私でも、甘口にすれば(笑) 美味しく食べることができました。 この店の名前はよく聞いていたのですが、私も初めてですし、学生さんの中にも、もっと前に知っておけばよかった、と言っていた方もいて、もう少し余裕があって、こういうところにみんなで食事に出かけたりできればよかったのだけどなあ、と、改めて思いました。まあ、これから、まだ機会はありますから、こちらにいらっしゃったときにでも、一緒に行きましょう。

食事を終えて、学生さん達と大学に行ったとき、案内の方から、保護者の方へのご案内です、と、何かの用紙を渡されそうになり、苦笑しました(笑)

以前、ブログにも書いたことがありますが、年をおうごとに、学生さん達を送り出すことが寂しくなくなってきて、卒業して巣立っていくことは、それでおしまい、とか、お別れ、ということではなくて、これから、新しいお付き合いが始まる、ということだと思うようになってきました。在学していたときほど頻繁に会うわけにはいかなくなりますが、これからもお互いが親しい気持ちを抱いて思い出すことができると、相変わらず自分に都合よく信じているので(笑)、縁のあった学生さんが心の中からいなくなるという風には感じないのです。 これは、今まで私とかかわりのあった卒業生の皆さんかそのように教えてくださったことですし、今日、卒業された方々も、私の中で、そういう存在になるのだろうと思います。

歌の中の季節は違うのですが、卒業シーズンになると、なぜか、この曲を思い出します。

これから、それぞれの目標に向かい、充実した毎日を送ることを祈っております。

みんな、元気で。