2015年2月20日金曜日

1年間の最後の関門

余り見ない、といいつつ、またもやテレビのスィッチを入れてしまったら(笑)、今度は、津軽鉄道と弘南鉄道大鰐線を旅する場面に出くわしました。まだ、お馴染みのように感じる風景ですが、もうしばらくすると、こちらで2度目の春を迎えることになります。

移ることになり、初めて今の職場にご挨拶に行って、住むところを決めたのが昨年の2月半ばでした。弘前に戻る日は、関東が大雪になってしまい、東北新幹線のダイヤが大幅に乱れたのを思い出します。

そろそろ丸1年を過ごすことになるわけで、確かに、久しぶりのこちらの梅雨はなかなかきつかったのですが、危惧していた夏は、職場に冷房があるだけ過ごしやすいところもあり、秋以降は、いくら乾燥しているとはいえ寒さは昨年までの比ではないので、ここまでは案外過ごしやすく暮らせているように思います。8年、弘前で過ごしたとはいえ、その前の 30 数年間は関東で過ごしていたわけで、その感覚が残っているということもあるのでしょう。

そうはいいつつ、このところ、三寒四温、という気候の、温、のときには、スギ花粉が飛来しはじめたたようで、鼻がむずむずしたり、目がかゆくなったりしてきました。花粉症の薬も飲み始めたのですが、そうすると、ただでさえ鈍い頭がぼんやりすることも多くなります(笑) スギ花粉はこちらのほうが大量でしょうから、今まで楽に過ごせた分、1年間の最後の1,2ヵ月の間は我慢しなければなりません(笑)

仕事のほうも最初の年度の終わりが近付いてきましたが、そうすると、成績や学内の研究費の清算など、苦手とする事務仕事が多くなってきます。赴任したときに研修があって色々と説明を受けたはずなのですが、配布された書類が何十ページもあり、改めて眺めてみるとテクニカルタームやジャーゴンに満ち溢れていて、それらの用語が前任校と微妙に違っていたりして、どこにどういう風に話を持ってゆけばよいのかがよくわからないままで、もちろん聞けば教えてもらえるのですが、説明された部署やら書類やらの用語自体わからないときもあるうえ、ときには、その後に変更があったのか、配られた書類にない方法を説明されたりします。そのうち向こうから連絡があると思っていると何の指示もないまま期限切れになってしまうし、何度も何度も電話をかけるのも気が引けるし、しびれを切らして、ええい、きっとこういうことだろう、と動くと、大抵が間違っているし、という繰り返しです(笑) 今日は、成績のことで、向こうからあると思っていた連絡が来ないので問い合わせてみると、今までに貰った書類のどこにも書いていない手続きをしなければならないことが判明しました(笑) 後日、他に用事のない日にそのためだけに出勤することになりそうです(笑)

年度末に北海道に出張しようとして、4,5日前、いつもの習慣で、うっかり航空券をクレジットカードで購入してしまったら、明細が3月中に下りないと個人研究費での支出は許されない規則になっていました。慌ててカード会社に電話すると、航空会社から情報が来ていないのでいつ引き落としになるかわからない、と言われてしまい、航空会社に電話して調べてもらったら、どうやら間に合わなそうだということがわかったので、やむなく解約して購入しなおすことにしたのですが、こんなときにかぎって早割で購入していて、航空料金の半額ほどのキャンセル料は自腹になってしまい、今後、ライブ2回分くらいは我慢しなければならなくなりそうです(といいつつ、お気に入りのアーティストのライブがあったら、いそいそと出かけてしまう気はしないでもないですが(笑))。 

実は、この手のもっと大きな前科(?)は前任校でもあって、かつて、科研費の最終年度に5つくらい委員会をやらなければならなくなって全然時間がとれず、出張できないので人を呼ぼうとしたら、事務方からは人を呼ばないで先生が出かけてください、と言われて費用が消化できず、最後にパソコンを購入したら、もう最終年度の中頃過ぎていたので駄目、と言われ、当時の月給分くらいで私費購入しなければならなくなったことがありました。科研費のほうは消化しきれない分を返還することになってそのための書類やら何やらを書かなければならなくなり、大出費の後で全然意気が上がらないのに、事務方は間接経費を返却するのかどうかだけが気になるようで細々と書き直しを命じられ、最終的に返却しなくてよくなったら大喜びで連絡をくれたのですが、こちらは全然気が晴れませんでした(笑) 以来、すっかり科研費恐怖症になり(笑)、前任校では明確に義務化されるまでは申請する気になれませんでした(笑)

そのパソコンについては、研究費で購入していたら移動の際に置いていかなければならなかったところ、自分の所有物なので堂々と持ってくることができ、移動直後の慌しい講義準備のときに、データを移したりソフトをインストールしたりする手間が省けたので、意外にも大いに助かり、禍福はあざなえる縄の如しだなあ、と思うところもあったのですが(大袈裟ですか?(笑))、それより遥かに小額だとはいえ、今回のキャンセル料は将来的に何のプラスにもならなそうです(苦笑)

まだまだ、最初の年度を乗り切るまでは、いろいろ油断ができません(笑)