2014年9月21日日曜日

華厳の斜め読み

ちょっとした理由があって、華厳のことを知りたいなあ、と思い立ち、ここ半年くらい関係の本を眺めていました。もちろん、本格的な仏典や論文ではなく、啓蒙書の類なのですが、それでもなかなか歯がたちません。例の如く、目についたものから買い漁って積読してあった、こんな本こんな本こんな本に手をつけては跳ね返されています(笑) そもそも唯識についての理解が浅いからなあ、と、そちらの積読本も持ってきたら、それだけで膨大になってしまって、これは無理、と、身の程知らずであったことを悟って撤退しそうな形勢です(笑)

山田先生の御本の緒言に、
この本をお読みになって華厳思想に本格的に興味を持たれた方がいらしたならば、「華厳教学の綱要書である法蔵の「華厳五教章」を熟読されてはいかがでしょうか」と、さしあたり勧めるであろう、そしてその舌の根も乾かぬうちに、「卓れた注釈や翻訳もありますが、あの厄介なテキストを咀嚼するにはよほど丈夫な顎が要るということを覚悟してくださいね」と、あわてて付言するだろう。煩瑣な議論にしばしば挫折しそうになりながら辞典と首っ引きで散々骨を折って読み通し、挙句の果てになにを云っていたのか皆目見当がつかなかったというのでは寂しすぎる

・・・と、書いてあったのですが、この箇所を読む前に、こちらの「華厳五教章」も買って積んであったのでした(泣)

とりあえず、無駄遣いする前に、積んである本をちゃんと読もう、というのが当面の教訓のようです(笑)

守る自信はまったくありませんが(笑)