2014年9月12日金曜日

秋学期が始まる

前に務めていた大学では 「前期」と「後期」と呼んだのですが、今度の大学では「春学期」、「秋学期」と呼ぶようです。ところ変われば、学期の呼び方ひとつでも変わってしまいます。

その「秋学期」は、1年生対象の週2コマの線形代数学、2年生対象の代数学演習を担当することになっています。あと、数学専修だけでない2年生対象の基礎演習という演習を何回か担当することになっていますが、こちらのほうは、現時点では何の情報も得ていないので、未だに何をするのか理解できていません(笑) 

今日は、1時限目に「代数学演習」がありました。問題を用意して解いてもらうわけですが、あらかじめ解く問題を割り振って黒板で発表してもらうか、グループごとに解いてもらうか、もしくは、一人ずつ口頭試問つきて提出してもらうか、受講者数で決めるつもりでいたのですが、教室に行ってみると、100 人は入るかという教室に6名ほどしかいませんでした(笑) 即、一人ずつ提出して個別に口頭試問するスタイルに決定しました(笑) 

このスタイルでは、受講者全員がすべての問題を解くことになるので勉強にはなると思うのですが、いちいちニシザワセンセイのつっこみが入る分ハードです(笑) 以前の大学でこのスタイルで演習をやったら、アンケートに、1単位の演習なのに内容の重さが半端なかった、というようなことを書かれたことがあります(笑) そのときよりは軽い負担にはしてありますが、選択科目なので、終わる頃には6名のうちどれくらいが残っているか、若干不安ではありますが・・・(笑)

2コマ目は、1年生の線形代数学の授業です。こちらも選択なのですが、さすがに線形代数を知らないとそれ以降の数学がわからなくなりそうなのは見当がついているようで、数学専修のほぼ全員+αの 50 人前後が受講していました。とりあえず、春学期に私の授業をひととおり受けて感じが掴めたのか、学生さん達は、最初のときよりは不安なく講義に入れたようです。

来年度から高校で行列を勉強しない入学生がほとんどになるので、今学期からそれを睨んで何を教えるかを試して行く予定で、私のほうは大いに不安なのですが・・・(笑)

講義はそれだけなのですが、実習と教員採用試験で進展していない4年生の卒業研究という大問題がありますし、8名の大所帯(?)の配属でどのようにやってゆくかを手探りしていかなければならない3年生のゼミも始まりますので、この学期はそちらのほうが大変そうです。

今日から早速4年のゼミを始めようと教員だけは焦っていたのですが、4名中2名が実習で、1名はインフルエンザになったと連絡があり、じゃあ、今日は1人だけか、と思っていたら、その1名は何の連絡もなく現れない、という、最悪の結果でした(笑)

さすがに無断欠席は困るのですが、どうも、ぼおっとしていて感情が爆発しなそうに見えるうえに、おせっかいは焼くほうなので、このまま楽に卒業できそうだとゼミ生の方に勘違いされることがあるようです。ハードルを低く設定してあっても、それを超えられない場合は、あっさりと、それじゃあしょうがないねえ、と、言ってしまうタイプの教員だということに気づいていないようです。押し迫ってから修羅場を演じるのは厳しいので、なるべくその前に気づいてほしいところですが。

まあ、でも、そこから先は本人の問題だからしょうがないよなあ、と、思いつつ、帰路につきました。帰路についてからのことは次のブログに書こうと思います(笑)

そんな感じで、新任地の秋学期の1日目は終了しました。