2015年12月5日土曜日

計算だらけ

今年度入学生から高校で行列を習っていないので、秋学期に週2回ある線形代数学の講義の最初5、6回は、2×2や3×3の行列に関することになってしまいました。学期の間に3回試験をやることにしたのですが、その影響で、最初の範囲は行列の定義や演算に関するものがほとんどになり、さらに、最後の期末試験は、どうやら、他の試験が密集した後の試験期間後半の金曜日に、解析学の試験と同一日に行うことになりそうで、なるべく多くの話題を2回目の試験で扱っておいたほうがよいかなあ、と、いうことになり、結果として、2度目の試験範囲は、Gram=Schmidt の方法、行列のランクの計算、連立1次方程式の掃き出し法、逆行列、行列式と、 線型代数の基本的な計算の大半を含むことになりそうです。

どれもボリュームがある計算で、そうそう問題数を増やせないため、一問あたりの配点が大きくなり、計算ミスが致命傷になります。連立1次方程式や逆行列は検算ができるのですが、行列式などはそれもできないのでなおさらです。 

なかなか大変な試験になりそうだなあ、と、今から、心配半分、楽しみ半分(笑)なのですが、冷静に考えると、その前に、こちらが問題を作らなければならなかったのでした(笑)